2019年5月26日日曜日

OneUp Components/EDC TOOL

こんばんは。
早めの更新です。
ちょっとネタが有ったので。

それがコチラ。
 OneUp ComponentsのEDC TOOLってやつです。
まあ、平たく言えば携帯工具。
携帯工具をフォークコラムの中に収納しちゃおうっていうブツですね。
コレを見た瞬間に「こりゃあいい」とピンときてしまった俺は、即インストールを目論みたのですが、在庫切れでなかなか買えず・・・。
ようやく直販の在庫が復活したので、カナダよりはるばるお取り寄せというわけです。
発送も早かったし、企業としてはかなり信用出来る感じです(なんか偉そう)。
日本に代理店がないのですよ。
ここんちのペダルも使ってるんですけど。

ただ、興味を持ってる人はそこそこいるっぽいので(もちろんMTB Geekの中ではという範囲で)、人柱的な感じでトライしてみました。
以下がそのインストール作業の模様です。
やってみたいと思っている人の参考になれば。

ちなみに購入したのはEDC TOOL本体、トップキャップのセット、タップキットです。
この3つを揃えないと初めての方はインストールできません。

それではスタート。

まずは、コラムの下からキッチンペーパーかなんかを突っ込みましょう。
コラムにタップを立てるので、切り粉がインナーチューブ周りに付着するのを防ぐためです↓


そしたらまずはトップキャップとコラムスペーサーを取っ払います。
お気に入りのデッドベアキャップともこれでお別れ。残念。


次にスタファン取り外しツールの反対側が、GO/NO GO GAUGEってやつになってるんで、対応できるフォークなのかをコイツで確認します。

こんな感じ↓
 真ん中の段差がはまればOKです。
それ以上入っちゃったり、そもそも挿入できない感じだったらNGね。

そしたらコラムの内側にグリスを塗る。
このグリス、公式の手順動画でやってたから塗ってみたけど、やんなくてもいいような・・・。
まあ、そこは自己責任で。

そしたら スタファン外しツールをセットし、ネジをグリグリと締め込んでいきます。
まーまーパワーが要る。
そうすると、スタファンの周りの歯の部分は残るけど、真ん中のネジが切ってあるパーツがブチ抜けます。
周りの歯の部分の抜き方は以下↓
 適当にでかめのマイナスドライバーなんかを当てて、ハンマーや重めの工具などで叩きましょう。
すぐにズルっとズレますので、そしたらラジペンかなんかで掴んで引っこ抜きます。
上の歯と、下の歯。計2枚。

抜けました↓

そしたらとうとうタップを立てる準備です。
↓コレが専用のタップ。あとタップのガイドの筒。

まずはタップに油を塗りましょう。
うちには切削油がないので、とりあえずレスポのマシンスプレー。
まあ、こんなんで大丈夫でしょ。

油を塗ったら筒にこんな感じでセットします。

 んで、いざタッピング。
タップの穴にフィットするのは8mmの六角レンチです。
長めのやつ推奨。
ガイドの筒にも書いてありますが、半回転したら1/4回転戻せとのことです。
三歩進んで二歩下がる的な。

半分くらい切れてきたら、油を追加しましょう。

切り進めていって、回すための棒がつっかえたら切削完了です。
こんな感じ↓

ここまで来たら、上からキッチンペーパーを突っ込んで中を掃除します。
切り粉を押し出すんだけど、その時にインナーチューブ付近に付着させないように注意。

できました↓

トップキャップのネジ山に軽くグリスを塗って、トップキャップをはめていきます。
カセットスプロケットのロックリング回しが使えます。
グリスは塗ったほうがいいと思う。
タップ切りたてで微妙にねじ込みの取っ掛かりが良くない感じはありました。

いよいよツールをはめて、はい、完成〜。

突起に指を引っ掛けて、グリッとねじりながら引っ張ると
 こんな感じで取り出せます。
 ゴムパッキンで保持してる感じです。
いずれ交換が必要かもです。


ツールの詳細について。
下部にちょっとした小物入れがついてます。
ここは他にCO2ボンベとか、パンク修理キットに交換したりできるようです。
小物入れはまあまあ小さいので、どう使うのかはまだ検討中。


工具自体はこんな感じです。
よく使う六角レンチと、チェーンカッター、タイヤレバー、トルクスのT25?もあるし、大体は対応できます。
8mmの六角はミッシングリンク外しのパーツを起こして隣の六角と合体させることにより対応しています。
考えるねえ〜。


とまあこんな感じで作業完了しました。
然るべき工具を持ってて、手順にちゃんと従ってやれば特に難しいことはないです。
誰でも出来ると思う。

やったあと、出先でハンドルのセンター合わせのために工具自体も使ってみましたが、小さくて若干手が痛いものの心配ないクオリティと感じました。

イジり倒しちゃって他にネタのないMTBオタクには非常にオススメですw
あとは出来るだけ荷物を身体に背負いたくない人とか。


日本で普通に売ってるもんじゃないので、やりたくなった人の参考になれば幸いです。

またなんかあったら書きます。

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